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2025-10-17 00:39:00

ヒューマンフィットネス東浦が大切にする「心と体に余白を」という考え方

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こんにちは。ヒューマンフィットネス東浦です。

当ジムの経営理念の中心にあるのが「心と体に余白を」というモットーです。初めて聞く方は「余白って何?」と思われるかもしれません。今日は、私たちが考える本当の健康とは何か、そして余白を持つことがなぜ大切なのかについて、じっくりお話しさせていただきます。

健康は「病気じゃない状態」ではありません

私たちがジムでお客様と接する中で、よく聞かれるのが「健康って結局何ですか?」という質問です。多くの方は、健康というと「病気をしていない」「検査結果が正常値」といったイメージを持たれています。

確かにそれも大切です。でも、本当の健康はもっと深いものだと私は考えています。

例えば、こんな経験はありませんか。健康診断では問題なし。でも毎日疲れが取れない。肩こりや腰痛が慢性化している。仕事の繁忙期になると体調を崩してしまう。休日は疲れて何もする気が起きない。

これって本当に「健康」と言えるでしょうか。

私が考える真の健康とは、単に病気でない状態ではありません。それは、現代社会の複雑なストレスや急速な変化に対応し、持続的に高いパフォーマンスを発揮できる「容量」と「回復力」を持っている状態です。つまり、心にも体にも「余白」がある状態なのです。

この「余白」があるからこそ、私たちは予期せぬトラブルにも対応できますし、新しいチャレンジにも前向きに取り組めます。仕事でも家庭でも、自分らしく充実した時間を過ごすことができるのです。

健康経営という視点から見た「余白」の価値

私は健康経営アドバイザーおよび健康経営トレーナーの資格を持ち、企業の健康増進支援にも携わっています。その中で強く感じるのが、健康を「コスト」ではなく「投資」として捉える重要性です。

健康経営という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、従業員の健康管理を経営的な視点で戦略的に実践することを指します。一見すると企業向けの考え方に思えますが、実は個人の健康管理にも通じる大切な視点なのです。

少子高齢化が進む日本では、労働力人口がどんどん減少しています。企業が成長を続けるには、一人ひとりが健康で元気に働き、高いパフォーマンスを発揮し続けることが不可欠です。これは企業だけでなく、社会全体の持続可能性にも直結する課題です。

当ジムに通われる会社員の方からは、こんな悩みをよく伺います。

「腰痛がひどくて、デスクワークに集中できない」 「疲れやすくて、午後になると生産性が落ちる」 「ストレスで夜眠れず、翌日のパフォーマンスに影響する」

これらはすべて、心と体に「余白」がない状態から生まれる問題です。余裕がないから、ちょっとした負荷でも体調を崩してしまう。ストレスに対処する力が弱いから、精神的に追い込まれてしまう。

逆に、心と体に余白があれば、予期せぬ困難や繁忙期でも耐えうる体力と精神的余裕が生まれます。これは仕事の生産性向上だけでなく、人生そのものの質を高めることにつながるのです。

実際、当ジムで継続的にトレーニングされている会社員の方からは「以前より疲れにくくなった」「ストレスを感じても立ち直りが早い」「仕事の効率が上がった」といった声を数多くいただいています。

企業支援の現場で見えてきた課題と解決策

私たちは企業向けの健康経営支援も行っていますが、そこで直面するのが「福利厚生の利用率が低い」という課題です。せっかく会社が健康施策を導入しても、従業員がうまく活用できていないケースが非常に多いのです。

なぜこのようなことが起きるのか。それは、施策が表面的で、個人の生活や習慣に「余白」を持たせるところまで踏み込めていないからです。

例えば、「ジムの利用補助を出します」という制度を作っても、そもそも忙しくてジムに行く時間がない従業員には意味がありません。「健康セミナーを開催します」と言っても、その場限りの情報提供では行動変容にはつながりません。

そこで私たちが提供しているのが「徹底伴走支援」です。単発の指導ではなく、身体機能チェックや健康アンケートを実施し、その企業や個人が抱える「余白のなさ」の根本原因を特定することから始めます。

ある製造業の企業様では、現場作業員の腰痛が深刻な問題になっていました。単に「腰痛体操を教える」だけでなく、作業姿勢の分析から始め、日常動作の改善、そして継続的な運動習慣の定着まで、半年間かけてサポートしました。

結果として、腰痛による欠勤が大幅に減少し、従業員の方々からも「仕事が楽になった」「プライベートでも活動的になった」という喜びの声をいただきました。これこそが「余白」を取り戻した状態だと言えます。

また、在宅リモートワークが増える中、運動不足に悩む方も増えています。そこで私たちはオンライン体操や健康動画サイトを活用したプログラムも提供しています。自宅でマイペースに受講できる環境を整えることで、「時間がない」「ジムまで行けない」という障壁を取り除き、運動習慣化をサポートしています。

パーソナルコーチングでは、運動指導だけでなく食事指導も含めた総合的なアプローチを取っています。なぜなら、健康は運動だけでは作れないからです。栄養、睡眠、ストレス管理、すべてが絡み合って初めて「余白」が生まれるのです。

健康診断で「いよいよほっとけない」数値が出てしまったメタボ社員の方への支援も行っています。ただ「痩せなさい」と言うのではなく、なぜそうなったのか、どうすれば無理なく改善できるのかを一緒に考え、具体的な行動変容を促すプログラムを提供しています。

食後に軽く体を動かす習慣や、効率的な運動方法を取り入れることで、多くの方が数値を改善されています。大切なのは、無理な目標ではなく、継続できる「余白のある」計画を立てることです。

効率的に余白を作る「タバタトレーニング」の可能性

「時間がなくて運動できない」という声をよく聞きます。確かに、忙しい現代人にとって、運動時間を確保するのは簡単ではありません。

だからこそ、私たちが注目しているのが「タバタトレーニング」です。

タバタトレーニングとは、立命館大学の田畑泉教授が考案した高強度インターバルトレーニングです。20秒の全力運動と10秒の休息を8セット、合計わずか4分間行うだけで、持久力と筋力を同時に高められる画期的なトレーニング法です。

当ジムでは、このタバタトレーニングに特化した特集ページを設けており、過去には田畑泉教授ご本人をお招きしてセミナーも開催しました。なぜこれほどタバタトレーニングにこだわるのか。それは、このトレーニング法が「余白を作る」という私たちの理念と深く結びついているからです。

従来のトレーニングでは、効果を出すために週に数回、1回あたり1時間程度の時間が必要とされていました。でもタバタトレーニングなら、たった4分です。これなら朝の準備時間や、仕事の休憩時間、就寝前のちょっとした時間でも実践できます。

「時間がない」という現代人最大の「余白のなさ」を解消する、極めて有効な手段なのです。

実際に当ジムでタバタトレーニングを取り入れた会員様からは「短時間で効果を実感できる」「続けやすい」「体力がついて疲れにくくなった」という声が多数寄せられています。

ある50代の経営者の方は、以前は運動習慣がまったくありませんでしたが、タバタトレーニングを毎朝4分間続けることで、3ヶ月後には階段の上り下りが楽になり、日中の集中力も向上したと喜んでおられました。

タバタトレーニングは時短だけでなく、効率性も抜群です。短時間で心肺機能と筋力を同時に鍛えられるため、身体的なキャパシティ、つまり「余白」を効率的に高めることができます。

忙しい経営者の方、子育て中の方、シフト勤務で時間が不規則な方など、様々なライフスタイルの方が無理なく続けられるのが大きな魅力です。

地域社会とともに余白を広げる取り組み

私たちヒューマンフィットネス東浦は、ジム内だけでなく、地域社会全体に「余白」を広げる活動にも力を入れています。

その一つが「東浦健康ラン・ウォーク」です。かつて東浦町で開催されていたマラソン大会を復活させる形で、第1回大会の受付を開始しました。

ランニングやウォーキングは、特別な設備や指導がなくても誰もが始められる運動です。そして、大会という目標があることで、運動を継続するモチベーションにもなります。

私たちがこうしたイベントを開催する理由は、運動を「特別なこと」ではなく「生活の一部」として定着させたいからです。ジムに通うのはハードルが高いと感じる方でも、散歩やウォーキングなら気軽に始められます。

実際、大会に参加された方の中には「これをきっかけに週に3回ウォーキングを始めた」「友達と一緒に参加して楽しかった」という声が多く聞かれました。こうした小さな一歩が、心と体に「余白」を作る第一歩になるのです。

また、地域の方々が一緒に体を動かし、健康について考える機会を持つことは、コミュニティ全体の健康意識を高めることにもつながります。一人で黙々と運動するよりも、仲間と一緒に取り組む方が続けやすいという方も多いです。

地域密着型の活動を通じて、運動を生活に統合しやすくする環境づくり。これも私たちが目指す「持続可能な健康」の実現に欠かせない要素です。

情報発信で広がる健康の輪

当ジムのYouTubeチャンネルは、おかげさまで登録者数が2200人を突破しました。これは、私たちが発信する運動指導や健康情報が、多くの方に支持され、役立てられている証だと考えています。

YouTubeでは、タバタトレーニングの実践方法や、自宅でできる簡単なエクササイズ、お客様の体験談などを公開しています。「時短トレーニングの秘訣」として、忙しい方でも続けられる運動法を具体的に紹介しています。

ある動画では、デスクワークで肩こりに悩む方向けに、椅子に座ったままできるストレッチを紹介しました。「会社の休憩時間に実践してみたら、午後の仕事が楽になった」というコメントをいただいたときは、本当に嬉しかったです。

こうした情報発信を通じて、ジムに通えない方や、まだトレーニングを始めるか迷っている方にも「余白を作る」きっかけを提供できればと考えています。

動画を見て「これなら自分にもできそう」と思っていただき、小さな一歩を踏み出す。その積み重ねが、やがて大きな変化につながります。

お客様の声も大切にしています。実際にトレーニングを続けた方の生の声を聞くことで、「自分もできるかもしれない」と感じていただけるからです。

50代の主婦の方は「以前は階段を上るだけで息切れしていたが、今では孫と公園で走り回れるようになった」と話してくださいました。60代の男性は「定年後の生活に不安があったが、ジムに通い始めて毎日が充実している」と笑顔で語ってくださいました。

こうした一つひとつのエピソードが、私たちにとって何よりの励みであり、「余白を作る」支援を続ける原動力になっています。

ヘルスリテラシーを高めることの重要性

「余白」を作り、それを維持するためには、自分自身で健康を管理する力が必要です。これを「ヘルスリテラシー」と呼びます。

ヘルスリテラシーとは、健康に関する情報を適切に理解し、活用する能力のことです。インターネットには健康情報があふれていますが、その中には科学的根拠のない情報や、偏った情報も少なくありません。

正しい情報を見極め、自分の状況に合った方法を選択する力。これがなければ、どんなに良いトレーニング法や食事法があっても、継続的な効果は得られません。

私たちは企業向けの健康づくり研修でも、このヘルスリテラシーの向上を重視しています。単に「運動しましょう」「野菜を食べましょう」と言うだけでなく、なぜそれが大切なのか、どのように実践すればいいのか、科学的な根拠とともに説明します。

例えば、「有酸素運動と筋トレ、どちらが大切?」という質問をよく受けます。答えは「両方大切」なのですが、それぞれの効果や、どのようなバランスで取り入れるべきかを理解していただくことで、自分で判断できるようになります。

また、「痩せるには食事制限が一番」と思い込んでいる方も多いのですが、極端な食事制限は筋肉量の減少を招き、かえって代謝が落ちて太りやすい体質になってしまいます。適切な栄養摂取と運動の組み合わせが大切だと理解していただくことで、無理なく健康的に体重をコントロールできるようになります。

ヘルスリテラシーが高まると、自分の体の変化に敏感になり、早めに対処できるようにもなります。「最近疲れやすいな」と感じたときに、睡眠不足なのか、運動不足なのか、栄養バランスが崩れているのか、自分で考えて対策を立てられる。

これこそが、真の意味で「余白」を持続させる力なのです。

三層構造で考える「余白」の本質

ここまでお話ししてきた内容をまとめると、私たちが考える「心と体に余白を」という理念は、三つの層で構成されています。

第一層は「経営的な余白」です。健康をコストではなく投資として捉える視点です。少子高齢化社会において、一人ひとりが生産性を維持し、社会の持続可能性に貢献するための基盤としての健康。これは企業経営だけでなく、個人の人生設計においても重要な考え方です。

自分の健康に投資することで、長期的には医療費を抑え、より長く充実した人生を送ることができます。これは金銭的な意味だけでなく、時間や人生の質という意味でも大きなリターンをもたらします。

第二層は「物理的な余白」です。タバタトレーニングのような効率的な運動法や、リモート環境でも実践できる柔軟なプログラムを通じて、身体のキャパシティを高めます。

腰痛や疲労に打ち勝つ体力、長時間のデスクワークにも耐えられる筋力、階段の上り下りが楽にできる持久力。こうした肉体的な余裕があるからこそ、日々の活動を無理なくこなせるのです。

第三層は「精神的な余白」です。運動や食事指導を含む総合的なパーソナルコーチング、そしてヘルスリテラシーの向上を通じて、ストレスや変化に対応できる精神的余裕を確保します。

これは単なるリラックスではありません。困難に直面したときに適切に対処できる心の強さ、新しいチャレンジに前向きに取り組める柔軟性、そして自分の心と体の状態を客観的に把握できる冷静さ。こうした要素が組み合わさって、真の意味での精神的余裕が生まれるのです。

これら三層が統合されて初めて、持続可能な「余白」が完成します。どれか一つだけでは不十分です。すべてがバランスよく機能することで、予期せぬ未来の課題にも対応できる、真の健康が実現するのです。

余白は未来への投資である

最後に、もう一度強調したいことがあります。「心と体に余白を」持つことは、単なる健康法ではありません。それは、不確実な未来に対する最大の「投資」なのです。

私たちは、明日何が起こるか分かりません。仕事で突然の繁忙期が来るかもしれません。家族に介護が必要になるかもしれません。自分自身が病気になるかもしれません。

そんなとき、心と体に余白があれば、柔軟に対応できます。疲れ切っていて余裕がない状態では、小さな問題も大きな危機になってしまいます。でも余白があれば、冷静に判断し、適切に行動できるのです。

また、余白があるからこそ、新しいことにチャレンジする勇気も生まれます。趣味を始める、新しいスキルを学ぶ、地域活動に参加する。こうした活動が人生を豊かにし、さらに健康を増進させるという好循環が生まれます。

定年後の生活を考えても、体力と気力に余裕があるかどうかで、人生の充実度は大きく変わります。「やりたいことがあるのに体が動かない」では悲しいですよね。今から余白を作っておくことが、将来の自分への最高のプレゼントになるのです。

一緒に余白を作っていきましょう

ヒューマンフィットネス東浦は、皆様と一緒に「余白」を作り、育てていくパートナーでありたいと考えています。

ジムでのトレーニングはもちろん、企業向けの健康経営支援、オンラインでの運動指導、地域イベントの開催、情報発信など、様々な形で皆様の健康づくりをサポートしています。

「何から始めればいいか分からない」 「今まで運動が続かなかった」 「体力に自信がない」

そんな方こそ、ぜひ私たちにご相談ください。一人ひとりの状況に合わせた、無理のない方法をご提案します。

大切なのは、完璧を目指すことではありません。小さな一歩を踏み出し、それを続けること。そして、続けられる環境と方法を見つけることです。

私たちは、その道のりを一緒に歩むパートナーとして、徹底的に皆様に伴走します。

心と体に余白を持つこと。それは、より良い明日を作るための、今日からできる最良の投資です。

一緒に、余白のある豊かな人生を築いていきましょう。


お問い合わせやご相談は、お気軽にどうぞ。 TEL: 090-4264-6609

皆様のご連絡を心よりお待ちしています。