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身体機能チェックで見えてくる、あなたの「今」と「これから」
「最近、すぐ疲れるようになった」「昔より体が動かない」そんな感覚、ありませんか。
私たちヒューマンフィットネス東浦では、トレーニングを始める前に必ず「身体機能チェック」を実施しています。これは健康診断のように数値を測るだけではありません。あなたの体が今、どんな状態にあるのか。どこに問題があって、どこから改善していけばいいのか。その答えを見つけるための大切なステップなのです。
当ジムの代表・檜垣は、健康経営アドバイザーおよび健康経営トレーナーの資格を持ち、企業や個人の健康管理を徹底的にサポートしてきました。その経験から確信しているのは、「現状を知らずして、改善はあり得ない」ということです。
よく「運動しなきゃ」と思っても続かない方がいらっしゃいます。それは意志が弱いからではありません。自分の体の状態を知らないまま、やみくもに始めてしまうからなのです。身体機能チェックは、あなたに合った運動プログラムを作るための設計図。これがあるから、無理なく、効率よく、確実に体を変えていけるのです。
私たちが掲げる理念「心と体に余白を」。これは単に筋肉をつけることではありません。日々のストレスや突然の負荷にも対応できる、柔軟で回復力のある体づくりを意味しています。その第一歩が、今の自分を知ることから始まります。
身体機能チェックで「わかること」とは
姿勢の歪みが教えてくれる体の悲鳴
まず最初にチェックするのが、立っている時、座っている時の姿勢です。
先日いらっしゃった40代の会社員Aさん。デスクワークが中心で、一日8時間以上パソコンに向かっているそうです。チェックしてみると、典型的な「猫背」と「巻き肩」の状態でした。本人は「そんなに姿勢が悪いとは思ってなかった」とおっしゃいます。
実は姿勢の問題は、鏡で見ただけではわかりにくいのです。私たちは専門的な視点から、骨盤の傾き、肩の高さ、背骨のカーブなどを細かく観察します。
猫背の状態が続くと何が起こるか。まず肩や首の筋肉が常に緊張状態になります。これが慢性的な肩こりの原因です。さらに、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、疲れやすくなります。Aさんも「夕方になると集中力が切れる」と悩んでいました。姿勢チェックで見つかったのは、まさにその原因だったのです。
反り腰も要注意です。一見、姿勢が良さそうに見えますが、腰に過度な負担がかかっています。30代の女性Bさんは、立ち仕事が多く、夕方になると必ず腰が痛くなると訴えていました。チェックの結果、骨盤が前に傾き、腰椎に負担が集中していることが判明しました。
姿勢の歪みは、長年の生活習慣が作り出したものです。スマートフォンを見る時間が長い、いつも同じ側でカバンを持つ、座る時に足を組む。そんな日常の何気ない動作が、少しずつ体を歪ませていきます。
柔軟性の低下が示す「余白のなさ」
次にチェックするのが、体の柔軟性です。
「体が硬い」というのは、単に前屈ができないという話ではありません。関節がスムーズに動く範囲、つまり「可動域」がどれだけあるかが重要なのです。
50代の経営者Cさんは、ゴルフが趣味でしたが、最近スコアが伸びないと相談に来られました。体の柔軟性をチェックしてみると、股関節と肩甲骨周りの可動域が著しく制限されていました。これではスイングの際に体を十分に回転させることができません。
柔軟性が低いと、日常生活でも不便が出てきます。高いところのものが取りにくくなる、靴下を履くのがきつくなる、振り返る動作で首や腰に痛みが出る。こうした「動きにくさ」は、実は可動域の制限から来ているケースが多いのです。
さらに深刻なのは、柔軟性の低下が運動効果を半減させてしまうことです。筋肉が硬いまま運動すると、正しいフォームで動けません。例えばスクワット。股関節が硬いと、しゃがみ込む際に腰で代償してしまい、腰痛のリスクが高まります。せっかく運動しているのに、体を痛めてしまっては意味がありません。
血液循環との関係も見逃せません。筋肉が硬くなると、血管が圧迫され、血流が悪くなります。すると酸素や栄養が体の隅々まで届きにくくなり、疲労物質も溜まりやすくなるのです。「いつも体がだるい」という方の多くは、この柔軟性の問題を抱えています。
筋力バランスが明かす隠れた弱点
筋力チェックでは、単に「力が強いか弱いか」を見るのではありません。大切なのはバランスです。
20代の男性Dさんは、スポーツジムで週3回筋トレをしていました。見た目にも筋肉質で、一見すると問題なさそうです。しかし体幹の安定性をチェックすると、驚くほど弱いことがわかりました。腹筋や背筋といった表面の筋肉は発達していても、体の奥にあるインナーマッスルが機能していなかったのです。
インナーマッスルとは、体を内側から支える筋肉のことです。これが弱いと、どれだけ外側の筋肉を鍛えても、体は不安定なままです。建物に例えるなら、柱はしっかりしているのに、土台がグラグラしている状態。これでは、ちょっとした負荷で怪我をしてしまいます。
左右の筋力差も重要なチェックポイントです。右利きの方は右側が強く、左側が弱い傾向にあります。この不均衡が、体の歪みや痛みの原因になることが多いのです。
60代の女性Eさんは、片足で立つバランステストをしたところ、右足では30秒以上安定していましたが、左足では5秒も持ちませんでした。日常生活では気づきにくい差ですが、これが転倒リスクを高めます。実際、Eさんは過去に左足をくじいた経験があり、それ以来、無意識に右足に頼る癖がついていたのです。
チェック結果から始まる「改善への道」
あなただけの運動プログラムを作る理由
身体機能チェックの結果が出たら、いよいよ改善プログラムの作成です。ここからが私たちの本領発揮です。
大切なのは、「あなただけのプログラム」であることです。世の中には様々な運動法があふれています。タバタトレーニング、ヨガ、ピラティス、筋トレ。どれも素晴らしい運動ですが、誰にでも合うわけではありません。
先ほどのAさん(猫背の会社員)の場合、いきなり高強度の筋トレを始めても効果は出ません。まずは姿勢を整えることが先決です。そこで私たちは、胸を開くストレッチと、背中の筋肉を目覚めさせるエクササイズから始めました。
最初の2週間は地味な動きばかりです。「こんなんで変わるの?」と思われたかもしれません。しかし1ヶ月後、Aさんの姿勢は見違えるように良くなりました。「肩こりが楽になった」「夕方でも集中力が続くようになった」と喜んでいただけました。
土台ができてから、徐々に運動強度を上げていきます。体幹が安定してきたところで、タバタトレーニングのような短時間高強度の運動を取り入れました。結果、効率よく体力がつき、3ヶ月で見た目も体調も大きく変わったのです。
Cさん(ゴルフ好きの経営者)には、股関節と肩甲骨の可動域を広げることを優先しました。ストレッチを中心に、可動域が広がるのを確認しながら、ゴルフの動きを取り入れたトレーニングへと移行しました。3ヶ月後、スコアが10打も改善したと報告してくださいました。
運動習慣を定着させる工夫
プログラムを作っても、続けられなければ意味がありません。運動習慣の定着が、最大の課題です。
「時間がない」「場所がない」「何をしたらいいかわからない」。運動が続かない理由は人それぞれですが、私たちはそれぞれの状況に合わせた解決策を提案します。
在宅ワークの方には、オンラインでの体操教室を案内しています。朝の15分間、画面越しにみんなで体を動かす。一人だと続かなくても、仲間がいれば頑張れるものです。
忙しい経営者の方には、マイペースで見られる健康動画サイトを活用していただいています。5分でできるストレッチ、10分でできる体幹トレーニング。スキマ時間を使って、少しずつ積み重ねていく方法です。
Bさん(反り腰の女性)は、仕事の休憩時間に骨盤を整える体操を取り入れました。トイレに行った後、給湯室でお茶を入れた後。1日に何度も繰り返すうちに、自然と習慣になったそうです。「特別に運動の時間を作らなくても、生活の中に組み込めた」と話してくださいました。
Dさん(筋トレ好きの男性)には、今までのトレーニングメニューを大きく変更しました。ジムでの時間の半分を、体幹トレーニングに充てることを提案したのです。最初は物足りなさを感じていたようですが、体の安定性が増すにつれて、他の種目の重量も伸びていきました。「基礎の大切さがわかった」と、今では自らインナーマッスルのトレーニングを優先するようになりました。
運動だけでは不十分。食事と生活習慣の見直し
体を変えるには、運動だけでは不十分です。食事と睡眠、そしてストレス管理。これらすべてが関わってきます。
当ジムでは、パーソナルコーチングの中で食事指導も行っています。身体機能チェックで見つかった問題に対して、食事面からもアプローチするのです。
例えば、慢性的な疲労が見られる方には、炎症を抑える食事を提案します。糖質の摂りすぎや、加工食品の多用が、体の炎症を引き起こしていることがあるからです。また「食後に軽く動く」習慣をつけることで、血糖値の急上昇を防ぎ、体調が安定します。
メタボ傾向の方には、急激なダイエットではなく、持続可能な食習慣の改善を提案します。朝食を抜かない、よく噛んで食べる、野菜から食べ始める。小さな習慣の積み重ねが、大きな変化を生みます。
睡眠も重要です。体の回復は、主に睡眠中に行われます。チェックで疲労度が高かった方には、睡眠の質を高めるアドバイスをします。寝る前のストレッチ、スマホを見る時間を減らす、寝室の環境を整える。こうした工夫で、同じ睡眠時間でも回復度が変わってきます。
ストレス管理も見逃せません。精神的なストレスは、筋肉を緊張させ、姿勢を悪化させます。自律神経が乱れると、体の回復力も低下します。運動自体がストレス解消になりますが、それ以外にも、趣味の時間を持つ、人と話す、自然に触れるなど、心のケアも大切にしてほしいとお伝えしています。
企業の健康経営にも貢献する身体機能チェック
生産性低下の原因を特定する
私たちは個人だけでなく、企業の健康経営もサポートしています。その中核にあるのが、従業員の身体機能チェックです。
「最近、社員の生産性が落ちている気がする」と相談に来られた企業様がありました。話を聞くと、腰痛や肩こりで整骨院に通う社員が増えているとのこと。医療費も増加傾向にありました。
そこで従業員の皆さんに身体機能チェックを実施したところ、多くの方に姿勢の問題と柔軟性の低下が見られました。デスクワークが中心の職場で、長時間同じ姿勢でいることが、体の不調を引き起こしていたのです。
腰痛は集中力を奪います。肩こりは頭痛を引き起こし、思考力を低下させます。疲労が溜まれば、ミスも増えます。こうした身体的な不調が、確実に仕事のパフォーマンスを下げていたのです。
チェック結果をもとに、職場でできる簡単な体操を提案しました。1時間に1回、3分間の体操タイム。最初は面倒がる方もいましたが、続けるうちに「体が楽になった」「午後の眠気が減った」という声が上がり始めました。
半年後、この企業では整骨院の受診率が30%減少しました。さらに、残業時間も減少傾向に。「体調が良いと、仕事の効率も上がる」ということを、数字で実感できたそうです。
行動変容のきっかけを作る
「健康診断でメタボと言われた」「このままじゃまずいと思っている」。頭ではわかっていても、行動に移せない方は多いです。
身体機能チェックは、そんな方々の背中を押すツールでもあります。数値やスコアで現状を示されると、「これはまずい」という実感が湧くのです。
ある企業では、健康診断でメタボ判定を受けた社員に、身体機能チェックを受けてもらいました。健康診断では「血圧が高い」「血糖値が高い」という数値だけでしたが、身体機能チェックでは「階段の上り下りで息切れする」「体幹が弱く、姿勢を保てない」といった具体的な問題が明らかになりました。
「このままだと、10年後に歩けなくなるかもしれない」。そんな未来が見えてきたとき、人は行動を始めます。抽象的な「健康のため」ではなく、「自分の足で歩き続けるため」という具体的な目標ができたのです。
その社員は、私たちの運動プログラムに参加し、食事も見直しました。半年で体重が8kg減少し、血圧も正常範囲に戻りました。何より素晴らしいのは、運動が習慣になったことです。「体を動かすのが気持ちいい」と話す姿は、最初の頃とは別人のようでした。
福利厚生を「使われる仕組み」に変える
「福利厚生でジムの利用券を配っているのに、使う人が少ない」。そんな悩みを持つ企業様は少なくありません。
問題は、従業員が「何をしたらいいかわからない」ことです。ジムに行っても、マシンの使い方がわからない、自分に合った運動がわからない。結局、続かずにやめてしまうのです。
そこで私たちは、身体機能チェックを入り口にした福利厚生プログラムを提案しています。まずチェックで現状を把握し、一人ひとりに合った運動メニューを作成する。そしてオンラインや動画で、継続的にサポートする。この仕組みを作ることで、利用率が大幅に向上します。
ある企業では、福利厚生の利用率が10%から60%に跳ね上がりました。「自分専用のプログラムがある」という安心感が、参加のハードルを下げたのです。
さらに、社内で健康への意識が高まりました。「最近、体調どう?」「このストレッチいいよ」といった会話が増え、職場の雰囲気も明るくなったと聞いています。健康経営は、単に医療費を削減するだけでなく、組織全体の活性化にもつながるのです。
定期チェックで「進化」を実感する
数字で見える変化が、モチベーションを支える
運動を始めたら、定期的に身体機能チェックを受けることをお勧めしています。3ヶ月に1回、チェックを繰り返すことで、自分の進歩が目に見えるからです。
「前回は前屈で床に指が届かなかったのに、今回は手のひらがつくようになった」「片足立ちが10秒しかできなかったのに、今は1分できる」。こうした具体的な変化が、「頑張って良かった」という実感につながります。
数字は嘘をつきません。体重や体脂肪率だけでなく、柔軟性のスコア、筋力のバランス、姿勢の改善度。様々な指標で進歩を確認できます。特に、体重があまり変わっていなくても、体の機能は確実に向上していることが多いのです。
Eさん(バランスに課題があった女性)は、半年間のトレーニングで、左右の筋力差がほぼなくなりました。グラフで見せると、「こんなに変わったんだ」と驚かれました。数字で示されることで、自分の努力が報われたと感じられるのです。
プログラムの修正で、停滞期を乗り越える
運動を続けていると、必ず「停滞期」が来ます。最初は順調に進んでいたのに、ある時から変化を感じなくなる。そんな時こそ、身体機能チェックの出番です。
チェックをすると、どこが伸び悩んでいるのかがわかります。柔軟性は改善したけれど、筋力がまだ不足している。体幹は安定してきたけれど、持久力が足りない。こうした課題が見えてくるのです。
そこで、プログラムを修正します。弱点を重点的にトレーニングする、新しい刺激を加える。体は同じ運動に慣れてしまうので、定期的に変化を与えることが大切なのです。
ある方は、3ヶ月目のチェックで柔軟性の伸びが停滞していることがわかりました。詳しく見ると、股関節の柔軟性は改善していましたが、肩周りの硬さが残っていました。そこで肩甲骨周りのストレッチを強化したところ、次のチェックでは大きな改善が見られました。
チェックは、プログラムの効果を測る「通信簿」でもあります。やっていることが正しいのか、修正が必要なのか。定期的に確認することで、遠回りせずに目標に近づけるのです。
地域とともに歩む、私たちの想い
東浦町から広がる健康の輪
私たちヒューマンフィットネス東浦は、地域に根ざしたジムです。東浦町はもちろん、大府市、刈谷市、知立市、阿久比町、半田市、東海市、知多市の皆様にもご利用いただいています。
地域の健康づくりに貢献したい。その想いから、私たちは様々な活動を行っています。昨年開催した「第1回東浦健康ラン・ウォーク」では、多くの方に参加いただきました。年齢も体力も様々な参加者が、それぞれのペースで楽しめるイベントです。
「運動は苦手だけど、みんなとなら歩けそう」「久しぶりに体を動かして気持ちよかった」。そんな声をいただくと、やって良かったと心から思います。
YouTubeチャンネルでは、自宅でできる運動を紹介しています。登録者数は2200人を超えました。「動画を見ながら毎日続けています」「わかりやすい説明で助かります」といったコメントをいただくと、画面の向こうで誰かの健康に貢献できている実感が湧きます。
ジムに来られない方でも、動画を通じて運動習慣をつけてほしい。そんな想いで、週に2本のペースで動画を更新しています。
一人ひとりに寄り添う伴走支援
私たちが大切にしているのは、「伴走」という考え方です。指導者が一方的に教えるのではなく、クライアントの隣を走りながら、一緒にゴールを目指す。そんなスタイルです。
体の状態も、生活環境も、目標も、人それぞれ違います。だからこそ、一人ひとりに合わせたサポートが必要なのです。
在宅ワークで運動不足の方、仕事のストレスで体調を崩している方、健康診断の結果に不安を感じている方。様々な悩みを持った方が訪れます。私たちは、その一つひとつに真摯に向き合い、最善の方法を一緒に考えます。
時には厳しいことも言います。「このペースでは変われませんよ」「食事の見直しが必要です」。でも、それは本気で良くなってほしいから。諦めずに、粘り強くサポートし続けます。
変化には時間がかかります。すぐに結果が出ないこともあります。でも、正しい方法で続ければ、必ず体は応えてくれます。その瞬間に立ち会えることが、私たちの何よりの喜びです。
まとめ:あなたの体と向き合う勇気を
身体機能チェックは、ゴールではなくスタートです。現状を知り、課題を見つけ、改善への道を歩み始める。その最初の一歩です。
「自分の体はこんな状態だったのか」と知ることは、時に不安を感じるかもしれません。でも、知らないままでいることの方が、よほど怖いことです。問題は見えないところで進行し、気づいた時には取り返しのつかないことになっているかもしれません。
今、この瞬間から変われます。遅すぎることはありません。60代、70代から運動を始めて、見違えるように元気になった方を、私たちは何人も見てきました。
大切なのは、勇気を出して一歩踏み出すこと。そして、その一歩を支える専門家と出会うことです。
私たちヒューマンフィットネス東浦は、あなたの健康づくりを全力でサポートします。身体機能チェックから始まる、あなただけの改善プログラム。一緒に「心と体に余白を」作っていきましょう。
知立市をはじめ、近隣にお住まいの皆様のご来店を、心よりお待ちしています。まずはお気軽に、お電話でお問い合わせください。
ヒューマンフィットネス東浦
TEL: 090-4264-6609

