ブログ

2025-10-23 00:00:00

健康情報に惑わされない!ヘルスリテラシーを高める実践ガイド

Image_fx-61.jpg

はじめに:情報の海で迷子になっていませんか?

「このサプリを飲めば一週間で5キロ痩せる」「たった3分の運動で腹筋がバキバキに」「朝バナナダイエットが最強」

SNSやインターネットを開けば、こうした健康情報があふれています。皆さんも一度は試したことがあるのではないでしょうか。

私たちヒューマンフィットネス東浦では、日々多くの方々の健康づくりをサポートしていますが、よくこんな声を聞きます。

「ネットで見た運動法を試したけど、効果がなかった」 「健康食品にお金をかけたのに、何も変わらなかった」 「情報がありすぎて、結局何をすればいいのかわからない」

実は、これらの悩みには共通する原因があります。それは「ヘルスリテラシー」の不足です。

ヘルスリテラシーとは、健康に関する情報を正しく理解し、評価し、活用する能力のこと。簡単に言えば、「健康情報を見極める力」です。

当施設の代表である檜垣は、健康経営アドバイザーおよび健康経営トレーナーとして、この能力の重要性を企業や個人に伝え続けています。なぜなら、ヘルスリテラシーこそが、情報に振り回されない健康づくりの土台となるからです。

この記事では、私たちが現場で培ってきた経験をもとに、皆さんのヘルスリテラシーを高め、巷の健康情報に惑わされない具体的な方法をお伝えします。

なぜヘルスリテラシーが必要なのか

健康情報の落とし穴

毎日のように新しい健康法やダイエット法が登場します。しかし、その多くは科学的根拠が曖昧だったり、特定の商品を売るためのものだったりします。

先日も、当施設に通う40代の会社員の方がこんな話をしてくださいました。

「テレビで紹介されていたダイエット法を半年間続けました。でも全く効果がなくて。後で調べたら、その方法は私の体質には合っていなかったんです」

この方は真面目に取り組んでいました。でも、自分の体の状態を知らないまま、一般的な情報に飛びついてしまった結果、時間とお金を無駄にしてしまったのです。

企業にとっても重要な能力

私たちが推進する健康経営の現場では、従業員のヘルスリテラシー向上が企業の生産性に直結することがわかっています。

ある製造業の企業では、腰痛や肩こりで作業効率が落ちる従業員が多く、悩んでいました。調査してみると、多くの方がインターネットで見つけた情報をもとに、自己流でストレッチをしていたのです。

そこで私たちは健康づくり研修を実施し、正しい体の使い方や運動の選び方を指導しました。すると、3ヶ月後には体調不良による欠勤が30%減少したのです。

従業員一人ひとりが正しい健康情報を選べるようになることで、医療費の削減だけでなく、モチベーションの向上や離職率の低下にもつながります。健康経営とは、従業員の健康管理を投資として捉える考え方。その成功の鍵を握るのが、まさにヘルスリテラシーなのです。

自分の体を知ることから始めよう

データが教えてくれること

巷の健康情報に惑わされない最も効果的な方法は、自分自身の体の現状を正確に把握することです。

私たちの施設では、初めて来られる方に必ず身体機能チェックと健康アンケートを実施しています。これにより、その方の体の特徴や生活習慣の課題が見えてきます。

例えば、50代の女性会員さんのケースです。この方は「痩せたい」という目的で来られました。SNSで話題の激しいトレーニングを始めようとしていましたが、チェックの結果、膝の可動域に制限があり、体幹の安定性も低いことが判明しました。

もしそのまま流行の運動を始めていたら、怪我をしていたかもしれません。その方には、まず膝周りの筋肉を強化し、体幹を安定させる基礎的な運動から始めていただきました。

3ヶ月後、体重は目標値に近づき、何より「体が軽くなった」「階段の上り下りが楽になった」という実感を得られたのです。

客観的な指標の重要性

「なんとなく疲れやすい」「調子が悪い気がする」

こうした感覚も大切ですが、それだけでは適切な対策は立てられません。数値やデータという客観的な指標があることで、初めて自分に合った健康法を選べるようになります。

健康アンケートでは、睡眠時間、食事のリズム、ストレスレベル、運動習慣など、生活全般を可視化します。すると、「疲れやすい原因は運動不足ではなく、睡眠の質にあった」といった発見があるのです。

定期的にこうしたチェックを行うことで、自分の体の変化を追跡できます。改善が数値で確認できると、モチベーションも上がります。これこそが、一時的なブームに流されない、継続可能な健康づくりの基盤となります。

効率的な運動の科学を理解する

時短トレーニングの真実

「運動は長時間やらないと意味がない」

こう思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、これは大きな誤解です。

当施設では、タバタトレーニングという時短トレーニングを積極的に取り入れています。これは、短時間の高強度運動と休息を繰り返す方法で、わずか4分間で驚くほどの効果が得られます。

30代の会社員の方は、仕事が忙しく「運動する時間がない」と諦めていました。そこでタバタトレーニングを提案したところ、週に3回、朝の4分間だけ実践することで、3ヶ月後には体脂肪率が5%減少しました。

大切なのは「長時間やること」ではなく、「科学的根拠に基づいた効率的な方法を選ぶこと」です。この知識があれば、「毎日1時間運動しなければ痩せない」といった極端な情報に振り回されることはありません。

運動と食事の関係性

ヘルスリテラシーを高める上で欠かせないのが、運動と食事の相互作用の理解です。

「運動さえすれば痩せる」「食事制限だけで十分」

どちらも間違いです。私たちのパーソナルコーチングでは、運動指導と食事指導を組み合わせることで、より効果的な結果を出しています。

例えば、「食後にすぐ運動すべきか」という質問をよく受けます。答えは、目的によって異なります。ダイエットが目的なら空腹時の運動が効果的ですが、筋肉をつけたいなら食後2時間程度空けた運動が理想的です。

こうした科学的なメカニズムを理解することで、インターネット上の断片的な情報に惑わされず、自分の目的に合った選択ができるようになります。

知識を習慣に変える実践法

専門家との対話の価値

ヘルスリテラシーは、本を読んだだけでは身につきません。知識を実際の行動に落とし込むことが重要です。

私たちが企業向けに提供する健康づくり研修では、一方的な講義ではなく、参加者との対話を重視しています。

「福利厚生で運動施設の利用券を配っているのに、誰も使わない」 「若手社員がすぐに辞めてしまう」 「健康診断の結果が悪い社員が増えている」

こうした具体的な悩みに対して、その企業の状況に合わせた解決策を一緒に考えていきます。一般論ではなく、「あなたの会社」「あなた自身」に合った個別の答えを見つけることが、行動変容につながるのです。

体感することの重要性

理屈だけでなく、体で感じることも大切です。

先ほど触れたタバタトレーニングも、実際に体験していただくと、多くの方が驚かれます。

「たった4分なのに、こんなに疲れるんですね」 「終わった後の達成感が気持ちいい」

この実感があるからこそ、科学的根拠への確信が生まれます。一度でも効果を体感すれば、「楽して痩せる」といった非科学的な情報に興味を持たなくなります。

また、運動を続けることで、自分の体が発する「サイン」に敏感になります。疲れているときは無理せず休む、調子が良いときは少し負荷を上げるといった判断が自然にできるようになるのです。

継続できる環境を作る

伴走支援という考え方

ヘルスリテラシーを高めても、それを維持できなければ意味がありません。私たちが大切にしているのが「健康管理の伴走支援」という考え方です。

これは、一度指導して終わりではなく、継続的にサポートし続けることを意味します。

定期的な身体機能チェックと健康アンケートを通じて、進捗を確認します。目標に対してどこまで達成できているか、新たな課題は何かを一緒に考えます。

40代の自営業の方は、在宅リモートワークが中心で運動習慣がありませんでした。そこで、オンライン体操や健康動画サイトを活用した、自宅でできるプログラムを提案しました。

最初の1ヶ月は順調でしたが、2ヶ月目に停滞期が訪れました。そこで運動メニューを見直し、新たな目標を設定することで、モチベーションを取り戻していただきました。

こうした継続的なフォローがあることで、一人では挫折しがちな健康づくりを続けられるのです。

地域とのつながり

私たちは、健康を個人の問題だけでなく、地域全体の課題として捉えています。

第1回東浦健康ラン・ウォークのような地域イベントを開催することで、同じ目標を持つ仲間と出会える場を提供しています。

一人で黙々と運動するのではなく、地域の方々と一緒に楽しみながら体を動かす。この経験が、健康づくりを「義務」から「楽しみ」に変えてくれます。

また、仲間と情報交換することで、「この運動法は効果があった」「この健康情報は信頼できる」といった生の声を聞くことができます。これも立派なヘルスリテラシーの向上につながります。

信頼できる情報源を見極める

専門性のある情報とは

インターネット上の健康情報を見るとき、チェックすべきポイントがあります。

まず、情報源は明確か。誰が、どんな根拠をもとに発信しているのかが重要です。

「友人から聞いた」「SNSで見た」といった曖昧な情報源ではなく、医療機関や専門資格を持つトレーナー、研究機関などが発信する情報を優先しましょう。

私たち専門家は、常に最新の運動生理学や栄養学の知見をアップデートしています。YouTubeチャンネルでも情報発信していますが、すべての内容は科学的根拠に基づいており、現場での経験から得た実践的なノウハウも含めています。

実績と経験の重要性

理論だけでなく、実際の成功事例があるかどうかも判断基準になります。

当施設では、これまで数多くの方々の健康づくりをサポートしてきました。お客様の声を大切にし、その実績を公開しています。

「メタボ診断を受けて焦っていたが、3ヶ月で正常値に戻った」 「慢性的な腰痛が改善され、仕事のパフォーマンスが上がった」 「健康診断の結果が良くなり、医師から褒められた」

こうした具体的な成果が、私たちの指導の信頼性を裏付けています。

健康情報を見るときも、「理論上は効果がある」だけでなく、「実際に効果が出た人がいる」かどうかを確認することが大切です。

ヘルスリテラシー向上の実践ステップ

ステップ1:現状把握

まずは自分の体と生活習慣を客観的に見つめることから始めましょう。

専門施設での身体機能チェックが理想的ですが、難しい場合は、毎日の体重・血圧の記録、睡眠時間の記録、食事内容のメモなどから始めても良いでしょう。

大切なのは、「なんとなく」ではなく「データで」把握することです。

ステップ2:情報の取捨選択

自分の現状がわかったら、それに合った情報を探します。

検索するときは、「ダイエット」という曖昧なキーワードではなく、「40代 女性 基礎代謝 上げる方法」のように、具体的に検索しましょう。

見つけた情報は、すぐに実行せず、必ず情報源を確認します。信頼できる専門家や機関の情報かどうかをチェックしてください。

ステップ3:小さく始めて検証する

いきなり大きな変化を求めると、挫折しやすくなります。

まずは「週に2回、20分の運動」「毎食野菜を先に食べる」など、実現可能な小さな目標から始めましょう。

1ヶ月続けてみて、体調や数値にどんな変化があったかを記録します。効果があれば継続し、なければ方法を見直す。このPDCAサイクルが、ヘルスリテラシーを実践力に変えていきます。

ステップ4:専門家のサポートを活用する

独学には限界があります。適切なタイミングで専門家の力を借りることも、賢いヘルスリテラシーの使い方です。

私たちは、個人向けのパーソナルコーチングから、企業向けの健康経営コンサルティングまで、幅広いサポートを提供しています。

「何から始めればいいかわからない」 「自己流でやってきたが効果が出ない」 「従業員の健康づくりを組織的に進めたい」

こうした悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ:心と体に余白を作る

ヘルスリテラシーを高めることは、単に健康知識を増やすことではありません。

情報に振り回されず、自分の体と対話しながら、最適な選択ができる力を身につけること。そして、その力を使って、心と体に「余白」を作り出すことです。

余白とは、予期せぬ困難にも対応できる心の余裕であり、日々を楽しむための体の余力です。

私たちヒューマンフィットネス東浦は、東浦町をはじめ、大府市、刈谷市、知立市、阿久比町、半田市、東海市、知多市の皆様の健康づくりをサポートしています。

代表の檜垣は、健康経営アドバイザー・健康経営トレーナーとして、個人の健康づくりから企業の健康経営まで、トータルでサポートいたします。

巷の健康情報に惑わされず、確かな知識と実践力を身につけたい方。自分に合った健康法を見つけたい方。従業員の健康づくりを戦略的に進めたい企業の方。

ぜひ一度、私たちにご相談ください。

あなたの「心と体の余白」を一緒に作っていきましょう。


お問い合わせ ヒューマンフィットネス東浦 TEL: 090-4264-6609

健康経営支援プログラム、パーソナルコーチング(食事指導含む)、健康づくり研修など、お気軽にお問い合わせください。