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大学時代のこと:スポーツ健康科学
ヒューマンフィットネス東浦の檜垣です。最近はストレッチと筋トレ紹介が続いていましたが、今回は「創業の思い」から。
タイトルにもありますが、大学時代の話をさせてください。
大学は関西にある立命館大学のスポーツ健康科学部というところで過ごしました。入学して間もない頃、1回生の時に受けた「スポーツ健康科学」という授業のインパクトが大きく、その先生の話に強く興味を惹かれたのを覚えています。ちなみにそこで教鞭を取っておられたのが、当時の学部長でもあった田畑泉教授です。フィットネス好きな方はご存知だと思いますが、田畑泉教授といえばあの「タバタトレーニング」の元となった先生です。タバタトレーニングについては話すと長くなるので割愛しますが、田畑先生のお話で特に印象的だったのが、「健康増進のための運動・トレーニング」です。
私が立命館大学のスポーツ健康科学部に進学したのは、中学・高校と打ち込んできた陸上競技をもっと極めたいという思いからで、スポーツといえば競技志向の強いアスリートがやるもの、と思っていました。今でこそスポーツや運動は健康のため、という認識はあると思うのですが、当時の私にとって健康とスポーツ、健康と運動という考え方は画期的でした。
スポーツ健康科学の授業の中では、「運動というのは糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防・改善にこんなにも良いんだぞ!」ということを教わりました。数々の実験結果や論文を引用し、主観論ではなく科学的に証明されているのだと熱弁されたのを覚えています。
もちろん田畑先生も科学者ですので、これまでたくさんの研究をされてきていて、ご本人がまとめられた実験結果も紹介してくれました。また、授業は座学ではあるのですが一部の実験機材を講義室に持ち込み、実験はこんな風にやるんだよと実際の様子も少し見せてくださり、研究の面白さも垣間見れました。配られた膨大な資料と先生の声を聞いているだけだと眠くなってしまうのですが、先生の研究にかける熱さは、未熟な新入生の私でも感じられました。
学べば学ぶほど、運動が健康にもたらす効果がわかってきて、これをもっと色んな人に知ってほしいと思いました。そしてこんなにも健康に良い運動というものを、もっとたくさんの人に実践してほしいという思いが大きくなってきました。運動は薬と違ってほとんど副作用がなく、運動という一つのことで複数の病気に効果があるということで大変魅力的に感じています。ただ、その運動を広めるにあたっては色々な難しさや課題があるんだということも、同時に知っていくことになりました…。
運動を広める苦労に関しては学生時代もそうでしたが、社会人になってフィットネストレーナーとして働く中で、より痛感するようになりました。
だいぶ横道それてつらつらと書いてしまいましたが、大学時代にスポーツ健康科学を学んだことが、今の私と、ヒューマンフィットネス東浦の事業に繋がっているんだということを知ってもらえると嬉しいです。