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トレーナーがいることの意義
ヒューマンフィットネス東浦の檜垣です。「創業の思い」第2弾を更新します。本日のテーマは「トレーナーがいることの意義」。
本やネットで、フィットネスやトレーニングに関する情報を手に入れることは容易になりました。トレーナーがいなくても、健康のため、もしくはボディメイクのため、何をするべきか、何に気を付ければ良いか、ちょっと調べれば答えはわかると思います。
そんな世の中で、生身のトレーナーがいることの意義は、
個々に合った情報を伝える
正しく実践してもらう
背中を押す(メンタル)
の、大きく3つだと考えています。だからこそ、トレーナーは機械に取って代わることのできない職業なんだと考えています。
多すぎる情報の中で何が正しいのかを判断するためには、ある程度の知識・知見を兼ね備えておく必要があります。例えば流行りの〇〇ダイエットも、ある人にとっては良くても、別の人にとっては悪い方法かもしれません。元々の体質やライフスタイルが、個々によって異なるからです。私が〇〇という目的を達成するためには、何をどれぐらい行えば良いのか。どんな運動をどれぐらいの時間行えば良いのか。そのやり方は千差万別、選択肢は無限大です。お客様の話を丁寧に聴き、「"私"に合った運動は何?」の問いに答えるのがトレーナーの仕事の一つだと私は考えています。時には、お客様にとって耳の痛いこと、厳しい現実も伝えなければならないかもしれません。わかりやすく甘い情報に惑わされることなく、目の前のお客様にとって必要な情報を取捨選択し正しくお伝えすること、これはトレーナーの一つの使命だと考えています。
そして、正しく実践してもらうこと。例えば、足腰を鍛える代表的なトレーニングとしてスクワットがあります。スクワットのやり方は、本やネットで簡単に調べることができます。しかし、それを見て正しいフォームで実施できているかは怪しい…、というのが私の実感です。膝の向き、つま先の向き、脚の幅、足首の角度、背中の伸び具合、目線……。スクワットのフォームで注意するポイントはたくさんあります。一回のトレーニングで全てを改善することは難しいですが、指摘(間違っているなあ…と思う・気づくだけでなく行動!)して改善への導くことが必要ではないかと考えています。そしてその正しいフォームは、その人の骨格や目的によっても変わってきます。また、どこかの関節に制限があるならば、関節可動域を広げるストレッチから入らなければなりません。足腰を鍛える、という目的ならば、そのやり方を教えることも大切ですし、どの種目を選択するのかもそれ以上に大切です。特に後者は、私が創業に至る大きな理由でもあります。場所や道具、時間によってできる運動は限られてしまうことが多いです。お客様一人一人にとって、安全で効果的な運動を実践できる最高の環境づくりには妥協せず、今のスタジオを作りました。
3つ目の「背中を押す」。これは分かりやすいかもしれません。くじけそうな時に励ましてくれる存在、怠けそうな時には厳しくも立て直してくれる存在、できた時には褒めて自信を持たせてくれる存在。これが私の思い描くトレーナー像です。お客様の体を動かすことは機械でできても、お客様の心まで動かせるのは、血の通った生身のトレーナーがいるからこそだと思います。いろんなことが機械化・自動化していく世の中だからこそ、人間らしさを忘れたくない、そんな思いもあって店名には「ヒューマン」という名前を入れました。
以上、「トレーナーがいることの意義」について書いてきました。ちょっと、熱くなってしまったかも。
ヒューマンフィットネス東浦が目指すもの
ヒューマンフィットネス東浦の檜垣です。
いつもブログを読んでくださる方、ありがとうございます。
これまでのブログは、体のどこかを鍛える「トレーニング」を紹介することが多かったです。
しかし先日、ちょっとしたきっかけがあり、タイトルのような「ヒューマンフィットネス東浦が目指すもの」について書こうと思いました。
そして、新しいカテゴリーとして「創業の思い」を作成しました。
…作成しました、と書くと、ちょっとドライですね。「創業の思い」というカテゴリーを“産み出しました”という表現の方が温かみがあって良いでしょうか。
前置きが長くなりましたが、本題。
ヒューマンフィットネス東浦が目指すものは、一言で言うと「長期的な健康」です。
「健康寿命を延ばす」「生涯健康・生涯現役」と捉えていただいても構いません。
痩せたい、筋肉をつけたい、といった、いわゆるボディメイク、“見た目の変化”というのも要望があれば応えていきたいのですが…
その先には「長期的な健康」があると思っています。
例えば、体重が重くて肥満体型だったとします。この状態は、全員に当てはまるわけではありませんが、血圧や血糖が高く、血液の流れが悪くなっている可能性が高いです。関節に負担がかかり、膝や腰に痛みを感じている人もいると思います。
それを放っておくと、そう遠くないうちに脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こしたり、自分の脚で歩けなくなったり、ひどいと寝たきり生活になるかもしれません。
不安を煽るようで申し訳ありません。しかし自分の経験上、残念ながらそうなってしまう方を見てきました。そしてそれを介護する近親者の苦労も、肌で感じてきました。
そういう人を増やしたくない……!という思いが、まだ私は20代ではあるものの、歳を重ねるにつれて大きくなってきました。
このような背景があって、長期的な健康という価値を届けたいと思い、このヒューマンフィットネス東浦を創業するに至りました。
改めてこれからも、ヒューマンフィットネス東浦をよろしくお願いします。また今後、このような形で「創業の思い」、書き連ねていきます。

