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認知機能検査やっています!
認知機能検査やっています!
認知症予防を通して日本の高齢者を元気にする。
その一環として当スタジオ(ヒューマンフィットネス東浦)では、
国立長寿医療研究センターが開発した多面的認知機能検査ツール(NCGG-FAT)を使った検査を実施しています。
最近なかなか覚えられないな…
忘れっぽいな…
段取りが悪くなったな…
と自分自身の変化を不安に感じている方。
あるいは身近な家族や友人が、
認知症ではないと思うけど、物忘れにしてはひどい気がする…
どうも話が噛み合わないな…
と感じている人がいるかもしれません。
このツールは認知症か否かを判断するものではありませんが、
同年齢層と比べて特異的に低下している認知領域(記憶力、注意力、実行力など)がないかを抽出します。
認知症の予兆であるMCI(軽度認知機能障害)を見つけるツールとして活用しています。
いきなり医療機関を受診、というのは勇気がいりますし、恥ずかしさもあるかもしれません。
しかし、タブレットを使って気軽に調べられる、と思えば一歩踏み出せませんでしょうか?
将来認知症になるかもしれない、そのリスクを知っておくこと
また記憶だけでなく注意力や実行力なども含めた認知機能の程度を知ること(年相応の能力であるか)
は、ご本人と、周りの家族や友人の安心に繋がるのではないでしょうか。
同年齢層との比較できるデータは60歳以上の方になりますが、案外できないな、ちょっと衰えてきているかも、という気づきになるので、若い方の受講もおすすめです。
そして、もっと若い年齢層(まずは50代の方)のデータも集めていきたいですね。
コグニサイズ普及活動
コグニサイズ普及活動
「コグニサイズ」とは?
国立長寿医療研究センターが開発した、運動と認知課題を組み合わせた認知症予防を目的とした取り組み。
運動課題(足踏みやステップ台昇降)と認知課題(引き算やしりとりなど)を同時に行い、脳の活性と心身の機能を効率的に高めます。
コグニサイズの効果を高めるポイントとしては、
課題に対して頭と体を確実に使えているか。
「ややきつい」と感じられるくらいの運動をしながら、たまに間違えるぐらいの認知課題に取り組むこと。
課題自体をこなすのではなく、頭を使うのが大事。
慣れて来たら次の課題にステップアップします。
そして、少しの時間でも続けること。
記憶などの認知機能の向上には6ヶ月程度は続ける必要があり、コグニサイズの取り組みをやめてしまうと認知機能は低下してしまうと言われています。
また、コグニサイズを実施する上で特別な道具は必要なく、一人でもできなくはありません。
ただし、本当に頭と体に適切な負荷がかかっているのかを確認するには専門性の高い指導者が必要ですし、
他の参加者と一緒に行うことでさらに難しい課題に取り組むこともできます。
認知症予防のため、認知症の前の兆候「認知機能の低下」を抑える効果をもたらすためには、専門家の指導のもと、集団でコグニサイズを実施できる場所が必要だと考えています。
だからそんな場所を…
認知症予防・介護予防の運動ができる健康増進施設、そしてその指導者を、増やしていきたい…。
ヒューマンフィットネス東浦は、「日本の高齢者を元気にする!」ため、健康寿命の延伸に寄与する活動を続けていきます。
認知症予防へ。well-being academy 研修会
昨日は株式会社ALIVE 鈴木陽一代表がご来店。
認知症予防へ。well-being academy 研修会
本日は株式会社ALIVE 鈴木陽一代表がご来店。
認知症予防の研究
認知症予防に関する研究
東浦駅前のフィットネスジム、ヒューマンフィットネス東浦の檜垣です!
認知症予防について、記事を書いていきます。
国立長寿医療研究センターが統括する
J-MINT研究の運動指導部門を一部、私も担当していました(昨年12月に終了したところ)。
大府市や東浦町にお住まいの方で、このJ-MINT研究に参加した人、または家族が参加していたという人もいるかもしれません。
また、4月29日には認知症予防の研究代表者である櫻井孝先生とお会いする機会があり、直接研究内容について伺うことができました(本当に幸運なことで…)。
こういった経緯から、特に最近は認知症について勉強しています。
例えば、糖尿病は認知症のリスクと言われています。
糖尿病といえば、目、腎臓、神経、と3大合併症が怖いですが、認知症も加わると思えばさらにゾッとしますね…。
早期の生活習慣改善が急務です!
65歳以上の認知症の年間発症率は2%、高齢者の15%ほどが認知症を発症し、2012年時点で462万人と推定されています。
11年経った現在はもっと多い可能性が高いです。
内閣府の令和4年版高齢社会白書によると、すでに日本の高齢化率は28.9%。
これからさらに高齢化が進む日本。2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、医療費・介護費の負担が懸念されます。
2040年には高齢者人口がピーク、
2065年には総人口が9000万人を割り込む一方で高齢化率は40%に迫る勢い…。
その頃私もまだ、生きているかもしれないから他人事とは思えません。
いかに元気な高齢者でいるか。
そして少しでも認知症の発症を遅らせる・症状の悪化を防ぐ。
自立して生活できる期間を保つための様々な働きかけが必要。
運動だけに限らず、食事も休養も、人との交流も、です。
それを実現するために、勉強と研究、そして実践を続けていきます。

